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タブレットまとめ
2015微妙な絵描き環境。

 今年の頭にCintiq 27QHDが発売され、まさかスタンドが別売りになろうとは夢思わなかった次第の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 でもあのExpressKey Remote(例の無線の左手デバイスみたいなの)が本体付属品でしかも別売なしとか強気すぎる商売なのはやはり圧倒的な業界シェアの裏付けがあるからなのでしょうか?。唯一の対抗勢力だったプリンストンのPTB-STRP1も生産終了になってしまいましたし。

 てなわけで。
 昨年の13HDで一通りのタブレットの導入は終わりました(偉そうに)。
 これにより現在絵描き業界で使われている主要なタブレット形式についてだいたい網羅することができました(Intuosの大判がない事については目を伏せつつ)。

 絵描きの人は、

 ・板タブ(Intuos 3/4/5/Pro)
 ・小型液タブ(Cintiq 13HD)
 ・大型液タブ(Cintiq 17/22/24HD/27QHD)

 以上の大きく見てこの3種類のタブレットの何れか(または複数を)使って絵を描いていると思います(大多数と思われるワコムユーザなら)。
 
 今回は板タブ液タブのそれぞれの特徴などを挙げ、どういった使い方が適しているのか?、などを書いていければよいと思います。
 まあ実際はボクはこう使っているよ、程度の話になりそうですが。
 絵描きの人は各人各様、それぞれの方向性がありますのでボクの評価が必ずしもその人にとって役立つとは限りません。ですが何かしらの判断材料になるとは思いますので、そんな観点から見てもらえるとありがたいと思います。

 今までの無駄投資が無駄ではなかったという事を証明するためにも!!(切実)。


●板タブ(Intuos4 Midium)

謎のスペアパーツ類

 ここでは板タブの大小サイズを問わず板タブでまとめていますが、大まかにはサイズの違いは線を引くときに腕を動かすか手首を動かすかの違いです。
 これは液タブにしても同様です(詳しくは後述)。

 個人的な感想としては描き味に関しては板タブが一番良いと思います。
 マットな板面とペンの抵抗が音で解るので、描き味はアナログ画材にかなり似ているのではないかと思います。
 但しそれはIntuos4以降(Intuos3+マットタイプオーバーレイシート)についてで、それ以前のIntuosに関してはシートがツルツルなのであまりアナログ画材的な描き味は感じはしませんね。
 液タブ(Cintiq 24HD)は表面のコーティングの所為で、これまた板タブ程の描き味は感じられません。ですがペン先と画面が一致するので総合的には「描きやすい」ということになります。
 まあ「描き味がいい=芯やオーバーレイシートの減りが早い」というトレードオフの関係になってしまうのですが。

 板タブのもう一つの特徴としては、ペンの反応速度が速いことが挙げられます。
 板タブ→液タブを使うとこのレスポンス差はどうしても気になってしまいますね。
 とはいえ液タブの反応速度が著しく遅いとかそういうわけでもないので、液タブに慣れてしまえば別に反応速度なんて気にならない程度の些細な事のように思えます。

 先程も書いた通り、画面とペン先が一致しない(同じ視点にない)のが板タブの特徴であり欠点というべき点であります。
 これによりアナログ絵描きが長い人は板タブに対して違和感を覚えるのですが(少なくとも過去のボクは)、それを乗り越えると俯いて作業をする液タブに対して、板タブは基本的に正面を向いているので長時間の作業でも体に負担がかかりにくいのではないかと思ったりしています。

 板タブの一番大事な特徴は、構造がシンプル過ぎるために故障が少ないことがまず挙げられます。
 そもそもタブレット本体は可動部分がなくただでさえ壊れにくいので、壊れるとしたら圧倒的にペン側(センサーの問題)が多いと思う。まあそれでもスペアのペンを買えば済むのですから。
 ワコムのペンは電磁誘導方式なので他の方式のタブレットのペンに比べて割高なのは確かですが、それは液タブでも同じこと。液タブはペンだけではなくさらに液晶画面があるのだから画面周りのトラブルに対するリスクも出てきます
 それらを鑑みると原始的な絵描きデバイスである板タブが一番長く使える信頼性の高い絵描きデバイスだと言えるのではないでしょうか。

●小型液タブ(Cintiq 13HD)

 この取り回しのよさ!

 導入の契機は衝動買い(笑)。
 別PCで運用している24HDを長期間展開し続けられる作業スペースがないので、短時間の作業用にメインPCに接続する目的で導入しました。
 24HDをすでに体験済みだったので画面の小ささだけが不安の種でしたが、実際に使ってみると画面の小ささよりもそれによる取り回しの良さのメリットの方が上回りました。

 大きさや厚さはほぼ板タブ(Intuos4 Midium)と同じ大きさながら13インチ液晶と実用的な解像度(1920x1080)により、絵描きアプリのメニューバーなどを表示させていても十分に作業に耐えうるという非常に画期的な液タブです。

ケーブルがぁ・・・!!

 設置場所が必要な大型液タブに比べ、小型液タブは板タブ同様に扱えるので、使わないときは立てかけておくことも可能。何度も言いますが液タブでこの取り回しの良さが実現できたというのはタブレット端末が一般化した現代だからこそ可能になったのでしょうね。
 現代の絵描きに要求されるPCスペックは驚くほど低くても何とかなってしまうような世の中になってしまいましたので、ちょこっとよいノートPCに13HDを繋げば立派な絵描きPCとして成立してしまいます。
 10年やそこら前にノートPCで絵を描くにはそれ相応のスペックが必要だったことを考えるとデジタル絵描きの敷居の暴落具合には驚嘆を隠し得ません(笑)。

当たり前だけど・・・これがまた・・・

 液タブ全般に言えることなのですが、板タブと同じことをしようとすると、手が邪魔でツールが選びにくいとかコンテキストメニューの内容が見えないとかいう事態が発生します。
 アナログ絵描きではメニューコマンドなんて選びようがないのですが、そこはデジタル故の問題ですね。
 まあこんなのは慣れだと思いますが、どうしても使いにくいのならメニューの表示を反対側(左利き用)にするなどの対策である程度は回避できるのではないかと思います。

13HDがサブモニタの位置付け

 13HDはその筐体の小ささから、どんなにハイスペックPCであっても、13インチ程度の画面にしがみついてこそこそと描いていかなければいけないという悲しい宿命を負ってしまいます。
 大型液タブは画面全体を見渡すのは意外と難しい(というか目の前30cm位のところに24インチの画面があるので全体を見渡すには視点を大きく動かさなければならないので)のに比べて小型液タブは画面全体を見渡すのは容易です。
 しかし大型液タブとは違う意味でやはり補助モニタはあったほうがいいと思います。
 ボクの環境でも、板タブ+小型液タブのメインPCと大型液タブのサブPCに物理的に分けて運用しています。まあ実際には小型液タブの方がサブモニタ扱いなのですが。
 やはり画像編集時には広い画面の方が作業がしやすいし、ガッツリ描くときは小型液タブの方が効率がいい、つまり作業内容に応じて板タブ・小型液タブを使い分けするのが一番良い使い方なのではないかと思います。


●大型液タブ(Cintiq 24HDTouch)

山田ァァ~~~!!!112

 導入の理由は衝動g(。
 過去に15インチ液タブ(VAIO LX)で液タブの描きやすさを認識していたので、作業効率の改善を見込んで導入しました。
 24インチとはいえ実際には32インチくらいある筐体とその筐体を支えるスタンドのおかげで30Kgオーバーの超ヘビー級。
 設置だけではなくそもそも店頭で買って持ってくるだけでもワンボックス車を用意してください!。

 とにかく大きさが大きさなので、設置するためには部屋を選ぶのは間違いないわけでして、ボクの部屋でも24HDは持て余し気味なのは確かです。
 趣味レベルではこのようなものはまず必要ない、と考えてよいと思います(自省的な意味合いで)。
 大きな液タブ買ったからって絵が上手くなるわけではないですからね。
 精々効率が幾分か上がる可能性がある程度ですから。
 液タブ導入効果を得たいのなら13HDの方が価格的にも取り回し的にも費用対効果は高いと思います。

大型液タブ+サブモニタの例

 液タブは板タブのように画面を俯瞰して作業するわけではなく、液晶画面を眼前に持ってくるような使い方になるので、画面全体を見渡すということには向きません。
 画面全体を見渡す編集作業などはやはり液タブ以外の物理画面(サブモニタ)が必須となります。

 板タブに比べて液タブは目の前にあるペン先のカーソルと手元が一致するので、板タブに比べて描き心地に関しては違和感が圧倒的に少なくなります。
 板タブを使いこなすための最初の難関がほぼこれにあたります。アナログ絵描きは紙を見てペン先を見て絵を描いているのですが、板タブは手元を見ずに画面を見てそれに応じてペンを動かす。この違和感が払拭できずに挫折してしまう人も割と多いとか。
 液タブではそれがなく、ほぼアナログと同じように画面と手元を見て絵を描くことができます。
 これは素晴らしい!!。

24HDの視差の顕著な例

 ペン先とカーソルが一致しているのが液タブの特徴ですが、ここで一つ問題になるのがカーソルとペン先のズレ(視差)が出るという事です。
 特にワコムの液タブはこの視差が多かれ少なかれ出るものなので、「そういうもの」として使うのがよいと思います。
 カーソルが出ているんだからそれを見ながらペンを動かせば多少のズレくらい修正できますよね?(強制)。

 また24HDクラスともなると入力範囲が大きいので、カンバスを拡大せずとも細かいペンの動きができます。
 画面の解像度にもよりますが、一般的に小さいタブレットでは、細かいペンの動きをしてもセンサの分解能が低いためにその動きを再現できない(大きな動き)になってしまう場合があります。
 その場合はカンバスを拡大して細かい動きができるようにして描くわけなのですが、デジタル絵描きの悪いところは何時でも何処でも拡大して描けてしまうので、総合的な絵描き効率が悪くなってしまいます。
 それを改善するためにはできる限り同じ画面の拡大率で全体の作業ができるようにした方がよいと思います。できるだけ無駄な画面拡大作業を減らすためにも、感度のよいものや適切な大きさのタブレットを選びたいものです。

 描き味はIntuosシリーズや13HDに比べてやや落ちる気がします。Intuos1以前のArtPadシリーズを使っているような感ですかね。ツルツルな板面なので線を引くときの抵抗感があまり感じられませんが、さすがに筆圧2048レベルだけあって感度はバツグンです。

大型液タブと腕の比較小型液タブと腕の比較

 入力範囲の話が出たので補足しますが、入力範囲が大きいというのはそれだけ腕を動かさないと線を引くことができない、という事になります。
 主に手首(のスナップ)を使って線を引く人は、大型の液タブや板タブはかえって使いにくい(結局入力範囲の一部だけしか使わない)可能性もあり、そのような人は見えを張らずに小型液タブか小型の板タブを選んだ方がよいと思います。
 先程の細かい動きが云々・・・という話と矛盾しますが、この辺はもはや使う人の好みとしか言いようがない気がしますので、一応は理論を張ってますが、その人が使いやすいものを使えばいいんじゃね?、っていうのが実際のところですかね(笑)。


 さて。
 板タブ・小型液タブ・大型液タブそれぞれの特徴などを書いてみましたが、これを見ると大型液タブは導入の意味はないんじゃないの?、という感じになってしまいましたが、設置場所さえあれば大型液タブはかなり絵描き効率を上げることができると思います(上手くなるとは言っていない)。
 まあ効率が上がれば上手くなる確率も総合的に上がっていくのかもしれませんが・・・。
 ともかく、現代の絵描きには様々な絵描きデバイスが用意されているので、その特徴と予算に応じて導入、使い分けることによってよりよい絵描きをすることができるわけです。


| ヲタク::絵描き | 09:43 PM | comments (x) | trackback (x) |
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