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Cintiq 24HD Touch その2
 山田ァ!

 前回はCintiq 24HD Touchを導入したことを書きましたが、今回はその2回目。
 絵描きの場面で使ってみたところ、どのような利点がありどのような問題があり、その問題点にどう対処していけばいいのかを考えてみます。

 ちなみに前回、ちょこっとだけ使ってみた段階での感想は以下の通り。
 
 ・画面がデカイ。しかも一部分しか使ってない?。

 ・左手デバイスが遠い。
 
 ・筆圧が板タブよりも弱くなってしまうようで、ベタ塗りにムラができる。

 ・やっぱ実体キーボードがないと……

 ・液晶保護フィルムは必要か?

 ・オレのグラボにDisplayPortはなかった……(NEW!!)


 「画面(本体)がデカい」というのはやはり今でも変わりませんね。デカい=重いわけでして、現在の運用環境では、以下のようにして使っています。

 GPU接続プライマリモニタ: Cintq24HD Touch(絵描き時のみメインディスプレイとする)
 GPU接続セカンダリモニタ: FlexScan SX2462W(絵描き時のみサブディスプレイとする)

横配置縦配置
 ディスプレイのプライオリティをWindows上で切り替えるというかなり苦しい運用となっています。つまり通常はかつて右側にあったセカンダリモニタの位置にCintiq24HDを寄せておき、絵描き時にはそれを正面に持って来て使うというものです。
 右側にある時にはWindowsのモニタ配置を横にしてCintiqをサブディスプレイに、正面に持ってきた時には上下配置でCintiqをメインディスプレイにしています。
 毎回Windowsのモニタの設定を変えるというのはソフトウェア的なものなので簡単なのですが、それがソフト的に結構な確率で認識されないことがあったりして、その都度もう一度設定&散らばったデスクトップのアイコンを再度配置しなおすとか、精神的に耐え難い事を何度もしなければならないのです。
 またWindowsは割と結構な確率で起動しないとかいうことが起こりがちなので、そういったメンテナンスも考えるとCintiqを名実ともにサブディスプレイにしておく方が賢明だと思います。
 せめてメインモニタを固定して配置だけ変えるようにできればかなり違うと思うのですが、ソフトウェアキーボードはメインモニタにしか出てこない仕様のようなので、仕方なくメインモニタも流動化させるようになっています。
 やはりサブキーボードの導入は不可避の問題か?。
 
 描き味面としては、やはりintuos4に比べて滑りすぎます。
 冒頭では「筆圧が弱くなってる」と書きましたが、設定とかが安定してくると今度は逆に筆圧が強すぎるという感じになりました。
 同じ標準芯でもCintiqの画面では筆圧が出過ぎる傾向なので、かなり固めの設定にしました。
 同じ筆圧感度の機体で同じペンを使っているはずなのに、何故これ程設定を真逆にしなければならないのか疑問に思います。
 これまで使っていたintuos4のようにオーバーレイシートの擦れる音がしないので、もう少し抵抗のあるペン先を使ってみようと思います。
 液タブは筆圧が大きく出てしまうので、通常芯ではより筆圧が強くなってしまう傾向なので、違う芯でその齟齬をできるだけ抑えてみようと思います。
 どうせ同じペンがあってもデバイスID使えなくなっちゃったんで、別の芯を入れて誤魔化そうという現実的な問題も多分にあります。

歴代フェルト芯だぞ
 とりあえず持っていたintos3のフェルト芯(下)。
 検証時には見つからなかったけど、後ですぐ見つかりましたので一緒に撮影w。
 これは……割といい感じです。
 盤面が削れるわけではなく芯が削れる音なのですが、intuos4の盤面で描いてるみたいな音がするような気がします。
 耐久性が問題になるのでしょうけどね。

中身が白い
 次に……inuos4用エラストマー芯。
 な、なんだこれは…。
 細っそい消しゴムで描いてる感じです。なにこの逆転の発想は。
 とはいえこれはこれで癖になるというか、長い距離を描くのは抵抗がありすぎて細い消しゴムで消してる感じがぬぐえませんが、ここまで抵抗があると線画シャープに描けるので同じ筆圧設定でも細い線を引くことができますね。
 液タブではやはり盤面がツルツル過ぎるので、板タブよりも引っかかりがない気がします。強いて言えば消しゴムの表面がゴミや鉛筆で汚れている状態で軽く消している感じ(余計に伝わりにくい)?。
 ボクが何故タブレットの描き味に抵抗感を求めるのか。
 それは抵抗があると細い線が引きやすいからです。
 鉛筆では芯が固いほど(4BよりもBの方が)細い線が引けますが、タブレットでは逆に芯が固いと細い線が引けないようです。
仕込みバネ
 (参考)
 だから芯の中にバネを仕込んだストローク芯が使いやすかったわけですね。

まさかの非対応!
 それと。
 intuos4のペンは大きく分けて初期型(KP-xxxE)と後期型(KP-xxxE-01)に分かれているようです。
 かなり前にintuos4の導入ネタを書いた際にデバイスIDとドライバの関係を書きましたが、このペンのモデルの仕様変更が原因なのではないかと。
 ちなみに-01付きのものでないと最新ドライバ(6.1.4以降)には対応しません。
 intuos4後期~intuos5~現行のintuosComic/Proは以前の型番に"X"が付きますが、これはintuos4とも互換性はあります。
 と、いうことで、ボクがintuos4を買った後に導入したアートペンは見事に初期型だったのです。
 アートペンなんてPainterでト書き文字とかにしか使っていなかったら、動作確認が遅れたのですが、Cintiqで使おうとしたら対応していないという警告が。
 調べてみると上記のようなわけでして、-01付きのペンじゃないと使えないというわけでした。
 他のペンは-01またはX付きのものなので事なきを得ました。
 あーあ。
 また買い直しかよ……。

 総合的に見てやはりCintiqの方が線を引くことに関してはintuosよりも分があります。
 冒頭に挙げられた問題点を踏まえた上でさらにブラッシュアップした結果(微妙に増えてるし)。

 ・手元が見えない。
 ・ストロークが大きくなるので長い線が引きにくい。
 ・本体が大きいし重いので、設置(移動)が面倒→多少改善(テフロンテープ貼り付け)。
 ・画面が近いので目が悪くなりそう。
 ・キーボードがないのでネットで参考資料検索などの際には困る。
 ・モニタの設定をいちいち変えなければならないのでintuosを使うときの再設定が面倒。
 ・通常のネットなどの作業にはモニタが近すぎる。
 ・ネットをダラダラと見るには適していないので、否応なく作業効率が上がる(笑)。
 
 まあほとんどは描き味以外の話ばっかりです。
 それくらいCintiqは同じ線を引くにしてもintuosよりも正確性が高い気がします。
 逆に長いストロークの線に関しては手首だけでは描けないのでintuosよりも線の正確性は落ちます。これは入力盤面の大きさの問題なので液タブと板タブの優劣という問題とはあまり関係がありませんね。
 手元が見えないのが結構気になるのとは、ボクも随分とデジタル絵描きとして成熟してきたのかと感慨に耽ります。

 これだけ実戦よい結果が出ているのにも関わらず、運用面では問題だらけです。
 そもそもの大きさと、モニタの設定をその都度変更して使うとか、本格的に線を引かないのならintuosで十分だろう(Cintiq動かすの面倒だし)と妥協してしまう要素が大きすぎます。
 Cintiqも使わなければシングルモニタ環境に退行、良くてタッチパネル付24インチセカンドモニタなわけですから。しかも机の上のスペースは大いに減少。
 今回の下描きでは、ネットから資料を見つけて参考にしていますが、この作業がCintiqを展開している状態では圧倒的にやりにくかったです。絵描きならともかく、ネットでの探し物などの用途でCintiqを使うには逆にモニタが大きすぎて(=近すぎて)使いにくいのです。
 それにキーボードがない(キーボードはCintiq本体画面の下)のですから、困りものです。
 小さくてもいいからキーボードがないと困る、と痛切に感じました。
 
 なんとなく解ってはいましたがその本体の大きさ(重さ)に関することがネックになっていますね。でもそれが全部線の引きやすさに必要なわけですから、困ったものです。

 今後設備的な問題をどれだけ改善できるか、それが課題となっていくのでしょう。

 てなわけで。
 色々な問題が発生したので順次解決していこうと思います。

テフロンテープ!ゴムの大きさにカット
後ろ側手前側
 またクソ重いCintiq本体を少しでも動かしやすいようにと、本体底部のゴム脚の部分にテフロンテープを張り付けました。
 ゴムだけでも割と滑らせることはできますが、明らかにゴムが擦れた跡が机の上に残っていますので、それの抑止は必要かと。
 本当はあの有名な「カグスベール」にしようかと思っていたのですが、厚みが割とあるようなので念のために買っておいたテフロンテープにしました。
 いかにも工業界の人間っぽい感じがしますよね(自画自賛)。
 その効果はというと、ちょっとした段差でも動かすのに使う力はかなり減ったのではないかと思います。そのおかげで後ろ一杯までCintiqを退避させることができます。
 これはいい!!。

ヨドバシ宇都宮でwwww
 Cintiqのドライバで非対応となってしまったアートペンの更新。
 それとCintiq作業時にキーボードが使えなくなるので予備キーボードの導入。
 またUSB配線の長さが足りないのでUSBケーブルの延長。

 これだけでCintiq買った時にもらったポイントの半分以上使ってるよまったく。
 酷いものです。
 でも宇都宮のヨドバシにintuosのペン単体の在庫があるなんて、本当にいい時代になりましたね。
 どっちなんだよ(笑)。

 なんだか意味なくintuosのペンが順調に増えていってますねー。

違いなし。
 以前からは別に何も変わらないのですが、Cintiqでアートペンが使えるようになりました。
 そもそも旧アートペンが使えない、というマイナス状態だったので±ゼロに戻っただけです。

センスいいな。
 そしてCintiq使用時に使えなくなるキーボードの代用として予備キーボードの導入。
 使い勝手よりもある程度小さくて邪魔にならなそうなのがいいでしょう。
 もちろん有線じゃなく無線にしましょう。
 なんかMSのWedge Mobile Keyboardとかいうセンスのよさげなキーボードです。
 Bluetooth接続ですかー、そういやBluetoothデバイスって持ってないから丁度いいや。
 そんな感じで買ってきました。

 小さいキーボードならただでさえ置く場所に事欠くようなデスク回りでもどうにか捻出できるでしょうし、無線なら配線の取り回しに気を遣うことなく、使うときだけCintiqの盤面上に置くとか、別に膝の上に置いて使っても構わないんですからね。
 っとここで一つの問題が。
 Bluetooth対応のマザーなはずですが何故かデバイスの認識ができない。
 なんなのこれ。
 ドライバが古いからかも知れないので、最新のものにしたけれどやっぱりおかしい。

みつからなーい 
 おかしいおかしいとソフト方向を疑いつつBIOSのBluetooth設定をいぢりつつ、状況の推移を見守りますが、一向に認識する気配がないまま数時間が経過。
 もう時間的にヤバいのでその日は寝ることにしました。

 そして翌日。
 新しい環境で楽しく絵を描こうと思っていたのに、そのためのキモであるBluetoothキーボードが認識しないのでその楽しい時間がそのまま悲しい悲しいPCのメンテナンス時間に取られることになってしまいました。
 ソフト的にはドライバくらいしか入れるところがないし、あとはWindows上での話になってしまうので、これ以上いぢりようがありません。
 …となると残りはハードウェアですか。
 マザーのチップが熱暴走とかで止まってるとか?。またはマザー上になんかスイッチが付いているとか?。

この穴!
 そんな推測を立てて、久しぶりにPCケースを開けて埃がたまったマザーを見ましたが、Bluetoothの部分がなんか穴空いてないすかね?。
 なんでブラケット部分がスルーホールなのか。
 ……嫌な予感だ。

なんじゃこりゃー
 マザーの仕様を確認しようとw、マザーの箱を開けたところ、何かアンテナ的なモノが出てきましたよ!。
 Wi-fiとBluetoothのアンテナですかこれは。
 マザーの接続該当位置にはピンヘッダが出てますやん。
 最初に組んだ時にはWi-fiなんてデスクトップでは使わないし、Bluetoothも同様に使わないだろう、ということで実装する気すら起こらなかったはずです。
 組む際に不必要とのことでそのまま放っておかれて、今頃になってその必要性がクローズアップされるなんて。
 これは面倒なことになりそうだっ!!。

取り付け前
取り付け後
 …やりましたよ、ああやったとも。
 簡易水冷ユニットとか外すのが面倒な架装が施されてしまったマザーをどうにか外して、Wi-fiとBluetoothユニットをヘッダに取り付けて更に後ろ側からネジ止めまでしましたよ。
 後ろ側からのネジ止めのために、マザー全体を取り外さなければならないというかなり面倒な作業になりました。
 流石にいつものように発狂はしませんでしたが(笑)。
 なにが簡単接続だよ。ウソつけっつーの!!!。
 前日からの総作業時間は6時間超えてるわよ!。

認識できた!
 Wi-fi+Buetoothユニットを取り付けた後も、なんだか微妙に感度の悪い感じでしたが、ドライバ入れ替えとか設定の見直しとかやったおかげか、やっとうセンスのいいBluetoothキーボードを認識させるとこができました。
 これでCintiqでの絵描きの合間に探し物などをする際の検索ワード入力がかなり楽になるはずです。
 ピンポイント過ぎる使い方ですねw。
 まあCtrl+SとかCtrl+Vとかその辺も打ちやすくなりましたけどね。

かっこいい!!
 キーボードのチルト+電池入れになっている凸部分がCintiqの角に引っかかることが判明。
 しかもキーボードが画面にかからないっ!。
 絶妙な設計!!。

 ここまでして液晶タブレットで絵を描く必要があるのだろうか?。
 こんな面倒な思いするくらいなら、従来の板タブ+デュアルモニタ環境で絵を描いていた方が楽なんじゃないの?。
 そんな思いがボクの胸を去来しました。
 でももう導入してしまったのだから、それ相応に使わないと投資分が丸々損になってしまいますし、最初使いにくいものでも、慣れてくると以前よりも効率が良いという場合なんかもありますのでその位には使い込んだ方がいいのかも知れません。
 ある程度使ってみた上で、デメリットの方が多いのであれば購入したのにほぼ使った実績のないCintiq 12WXのようにワコムコレクションの一部になるかどうかですからね。

在りし日の12WX
 そういや12WXって何処行ったんだろう………。

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