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Intuos4・・・
サンクリで買ったフェルト人形。出来がいいっ!!。

 さて。
 なんだか半年くらい放置していたのですが何事もなく復活ってどないやねん。
 まきのです。

 ここのところ微妙にPC環境(=CG環境)改革へと意識が向かっているらしく、従来のデバイスに代わるものを導入が相次いでいます。
 今回はとうとう絵描き環境改革の本丸へと踏み込んでしまう結果となりました。
 そう、PCで絵を描くのに必要なもの・・・。
 それはもちろんタブレットです。
 あーあ、とうとうやっちゃったよ。
 つうわけで今回はIntuos4についての記事となります。


 サンクリ49も無事終わってまあ何時もの如くアキバをふらついて、これまた漠然と散財のためのPCパーツなりデバイスなりを物色したりしてボクのPCパーツショップの基点であるアークを覗いてMatroxのM9xxxシリーズなんかを見てもなんかグッと下半身に来るものがなく(笑)、生殺し状態のままアキバ界隈を徘徊していたのですが、イクミたん氏がよく訪れているソフマップで何故か惹かれるモノに出会いました。
 それはIntuos4です。
 でもそれは発売当初から店頭デモ機をいじったりネット情報などを総合して、また現在のIntuos3環境への投資額なども考慮してすぐに導入する必要はないだろうという結論を出したのでした。
 Intuos4での新機能を自分なりに評価してみましたが、筆圧感知2048レベルというIntuos3の倍もの精度を持つIntuos4ですが、それ以外にはボクにとってはあまり買い気を誘う材料がなかったりしました。
 LED付きのファンクションキーに関しては、LED表示ってのはちょっとよさげですが、先代のIntuos3で搭載されたのファンクションキーの数だけでは足りなくなってしまったので通称”左手デバイス(Speedpad N52te)”の可能性を追求してしまい、それ以来タブレット実装のファンクションキーを使う事はなくなりました。
 同じ理由よりタッチホイールも同等の機能を左手デバイスで実現できているのであまり大きなメリットとななり得ず。
 以上のような評価により現段階におけるIntuos4の導入メリットはあまりなく、むしろIntuos3で導入した色々な追加ペン()などの資産を償却したほうがよいだろうというコストパフォーマンス的な問題がありました。
 まあIntuos3 PTZ-630(4:3)を使ってからモニタがWUXGA(1920x1200)のワイドモニタとなってPTZ-631W(16:10)に買い換えたのですが、その際に通常ペンが都合2本と追加で買ったクラシックペンとト書き用に試験的に導入してみたマーカーペンやらPTZ-630/631用の各種オーバーレイシートとか興味本位で買ったフェルト芯やらバネ入りのストローク芯とかスペアの通常芯なんかの豊富なIntuos3の資産をリセットしてしまうには惜しすぎます。

どうすんだよこの無駄投資。

 WACOMのタブレットは世界に名高い電磁誘導方式のおかげでペン自体に電源(電池)がなくとも動作するのが利点の一つでありますが、その分ペン単体の価格が高いのです。
 ペン1本に1万円弱も払うバカがどの世界にどれだけ存在するんだよ、とマジで勘ぐりたくなるくらいにペンが高いです(といいつつ追加ペンを喜んで買って使ってる人)。
 それなのでこれまでと同じような環境を現行のIntuos4で実現するにはタブレット単体よりも激しい出血を伴う事が目に見えているので、Intuos4への移行には確実に躊躇いがありました。
 
 Intuos4の新機能も自分にとってはあまりメリットがあまり見出せなく、設備投資への費用対効果が期待できないのではないか、という理由により発売より約1年程Intuos4の導入は考えていなかったのですが、ですが今回、やっとというかほぼ何らかの謎の勢いによってその現行モデルへの移行がなされる事になりました。

 話は戻ってサンクリ49後のアキバのソフマップ本店4F
 このソフマップにはIntuos4発売当初よりWACOM製品のデモ機が多く置いてありました。今回のサンクリ以前にもイベントの際には訪れてIntuos4のデモ機に触ったりしてみたものです。
 今回は何故かそれ相応な覚悟でタブレット展示のエリアに立ち寄ったのですが、そこには販促のお姉ちゃんが居ました。
 WACOMの人かそれが派遣した人かどうかは知りませんが(恐らく違う)、一生懸命タブレットを売ろうとしていました。
 Intuos4を買うなら価格的にも盤面の大きさ的にもPTK-640辺りが妥当だと思っていたのですが、そのPTK-640が妙に安かったのです。
 通常市場価格は32000円前後だと思っていたのですが、3万円を切って29800円とかになっているで、特価品でもあるのかなとか思ったのですが、その積みあがっているIntuos4のパッケージを見ると「再生品 USED」とかいうシールが後付けされているので「これは何だよ?」とその近くに居たお姉に聞いてみたところ、「バンドルソフトがない廉価版だから」とか抜かしやがるもので、「SPECIAL EDITION書いてあるやんけ。それに再生品ってステッカは何や。アンタら中古品微妙に値段下げて売ってんかいな(意訳)」と言ってみたところ、販促のお姉は正規の店員にこのIntuos4の正体を聞きに行き、そのうち正規店員がやってきて回答してもらいました。
 それによると「製造工程の変更により一端市場に出た製品を回収して修正を加えたものである」との事。
 まあ詰まるところリコールの一歩手前のモノを上手い事誤魔化して無事売り物にしたもの、という製品らしいです(悪意のこもった捉え方)。
 だから店頭デモ機とかで散々な使われ方をしたものをメーカーが回収して再販しているとかいう意味のUSED品ではないので、再生品というステッカーが貼られているようです。
 まあなんとなく再生品の意味が解ったので、購入意欲が沸いてきました。

問題の再生品シール。

 ここ、ソフマップ本店のタブレットコーナーには実はアクセサリやオプションが豊富に売られているのです。
 これはある意味圧巻です。
 その昔、LAOX The Computer館(ザ・コン)の御存命中にはよく足を運びIntuos3のアクセサリを購入したりしていましたが、その後WACOM製品のオプションを店頭で取り揃えているところは壊滅したかと思っていましたが、ここソフマップ本店がその新たなる牙城たりえるものなのでした。
 柱にかかっている豊富なアクセサリ群を見た瞬間、思わずうわっ、と叫んでしまいました。
 スペアのペン、売ってるし!。
 芯も各種あんじゃん!。
 オーバーレイシートも取り揃えてあるし!。
 グリップもスイッチ無しとかあんじゃんし!。
 これはすごいし!。
 穴無しグリップを物色している最中もお姉うるせえよ。
 黙って探させろよ。
 アートペンとかインクペンはあったのですが、通常ペンは在庫がなかったので、なんだ在庫ないじゃん、と言うとこの販促のお姉が「ペンは最初から入ってますよ」とかいい始めるし。
 「知ってます!(つうかお前黙れよ)」とか南さん家の三女張りに即レスしまいましたw。
 大人気ない対応だと思いますが、眼前のIntuos4アクセサリの壮観な眺めに水を差すような言葉かけんなや。
 するとお姉「・・・拘りがあるんですね」
 ああもうこのお姉はやくどっかいけよ(完全千秋モード)。
 その後も散々互いに的を得ない接客トークに終始した挙句、「お品物はレジに置いてありますのであとはゆっくりと(オプションを)お選びください」と捨て台詞を残して通常業務へと帰っていきました。
 ・・・まあいいんですけどね。
 ボクが一つのタブレットで2本のペンを使いたがって更にペンのスイッチの穴無しグリップとかあらかじめスペアの芯とかを買いたがる単なるキ○ガイなだけだったんですがねw。


化粧箱が微妙に豪華。

 つうわけでIntuos4 PTK-640を購入してきました。
 なんだかパッケージング全体がPainterっぽいなあと思いました。外箱開けてると大きくIntuos4のロゴが入ってるし。メディア用の化粧箱とか用意しちゃったり。

THE BLACKER。PainterっぽいつうかPainter(笑)。

 とにかく黒一色だったり。
 イメージカラーが黒なのは解りましたが、Intos3時代のようにカラーバリエーション(シルバー・グレー)を用意して欲しかったところです。
 全体的に光沢を抑えて、盤面はファンクション・ホイールスイッチ部分のみ光沢樹脂が使用されていますね。
 あれだけ長期間使っておいて文句を言うのもアレですが、Intuos3は全体的に光沢のある樹脂で盤面がカバーされていたので使用上付いてしまう傷が目立ってそこがちょっと頂けなかったのです。
 そういう意味ではIntuos4はこれまでのIntuosシリーズに戻ったと考えるべきか、Intuos3だけが突出したデザインとなってしまったのかはよく解りませんが。
 今回は盤面の入力エリアの見直しが行われて、Intuos3では入力エリアの大きさによって4モデル(PTZ-430/630/930/1230)に分かれていたのですが、その後ワイドモニタ対応の431W/631W/1231Wの発売されました。
 Intuos4では9xxシリーズが廃止されて新たに840がラインナップされ、最初からワイドモニタ対応モデルのみの4モデル+ワイヤレスモデルとなりました(PTZ-440/540WL/640/840/1240)。
 各モデルの呼称もわざわざ用意してくれて、Small/Medium/Large/ExtraLargeとなっています。
 古来より続いていた紙の大きさに対応した読み取り範囲(A6/A5/A4等)が、ワイドモニタ時代にはそぐわなくなってきたのでしょうが。
 紙の大きさをあまり気にしなくて良くなったためか、読み取り範囲も減ってますよね(笑)。

Intuos3との比較。明らかに読み取り範囲は小さいです。

 タブレットの大きさと使いやすさは必ずも比例するわけではないという事はWACOMのタブレットを使い始めてからかれこれ15年位の恥ずかしい経験上で思い知っています。
 タブレットのサイズ選びはその人のペンの持ち方や描き方によって変わってくると思います。
 手首で線を引く人は、あまり大きな盤面は必要ないと考えます。
 手首のスナップだけで線を引くので、手首が動く範囲がほぼストローク範囲となりますので、それを超えるような大きな盤面はあまり使わないでしょう。
 さらに拡大して線を引こうものなら明らかにストローク範囲を超えてしまうので、結局なれない肘を使った描き方と成らざるを得ない状態になったりして、かえって使いにくくなってしまう事があります。
 その昔中古でA4フルサイズのUD-1212IIを購入して喜んでいたのですが、実際使ってみると上記のような理由より結局盤面の一部だけしか使っていないことが判明して愕然としました。
 ボクはほぼ手首だけで描いているので、あまり盤面が大きくない方が使いやすいのかもしれませんね。でもついつい見た目で大きめのものを買ってしまうのですが。

 そういえばIntuosマウスが標準添付じゃなくなりましたね(笑)。
 活用している人には申し訳ありません。
 ごめんなさい、とろQ氏!。

 ドライバはIntuos3時代同様相変わらずな気がします。Intuosから3を導入した時には、あまりにもドライバが簡略化されすぎて呆気に取られましたが、3から4への移行に関しては「こんなもんだよね」的な感想です。
 そもそもドライバはIntuos3/4共通だし!。
 ラジアルメニューは面白そうなのですが、いちいち左手デバイスよりファンクションキーに持ってくるのは億劫なので、左手デバイスにラジアルメニューを割り付けたいですね(笑)。
 ま、それじゃラジアルメニューでなくともいいじゃん、っていう結果になりますか。

 とりあえずファンクションキーとかの設定は全部無効にしています。
 もしかするとPhotoshopでの画像編集(色塗りとかではなく画像自体を加工する場合)に割り付けておいた方が楽なキーがあるかもしれませんが、少なくとも絵描き作業自体は左手デバイスにファンクションはほぼ全て依存しているので割り付ける必要はありません。
 あーあ。
 Intuos4の最大の特徴の一つと主要機能を全部無効にしてるよこの人。


これが噂のラジアルメニュー。にった○゛ゅん先生・・・。

 やだー。
 きもーこの人キモくない?。
 ファンクションキーやタッチホイールを無効にしていいのは小学生までだよね~?(画像割愛)。

 ・・・というわけで、そこらへんの機能については割愛します。

 そしてもう一つの特徴である筆圧2048レベルについては、もともとタッチが強いボク程度が使っても意味がないだろ、そもそも絵を描くくせにポインティングデバイス的な使い方しかしなかったという経緯もあり、Intuos4発売時には導入を見送ったわけですが果たして筆圧2048レベルなんて実感できるものなのかどうか?。
 もはやこれはオーディオヲタクレベルのオカルト話になりそうですね。


1万2千回転までキッチリ回せ!(藤原文太)。

 とはいえどこで筆圧2048レベルにするんだ?。
 互換性を外すのか?。
 なんて解りにくい・・・。
 オプションを覗くまでは従来の互換モード(1024レベル)でSAIを使っていてわぁなんか筆圧違げくね?、やっぱり筆圧2048レベルすげーとか思っていましたがプラシーボ効果も甚だしいですね。
 WACOMの筆圧2048レベル対応表を見ると、PhotoshopはもちろんのことSAIもPainterは・・・、なんでPainter11が入ってないの?。
 Painterのバンドル版くっつけてるくせに、WACOMさんなんか冷たくね?。
 CORELのFAQで調べるとPainter11/Xなどは筆圧2048レベルに対応しているみたいですね。 当たり前でしょうけど。
 んで、筆圧2048レベルにすると、単純に筆の入力が倍となっているのでPhotoshopなどのアプリでの流量や不透明度の設定値が綺麗に以前の半分の値となりましたがそれでいいのでしょうかね?。
 on加重1gとか正直言ってボクには解りません(後述)。単に入力域が大きくなったなというのが感想です。
 イメージ的に言えば筆圧曲線の弱い部分から中間部分が良く出せるようになったと思います。
 エンジンの出力特性で言えば(何故?)、低回転から中回転のトルクがある感じですかね。
 Intuos3(1024レベル)でもIntuos(512レベル)でもArtPADシリーズ(256レベル)でも最大出力は出しやすいですからね。中回転域でのマージンが取りやすくなったと言うのは非常に扱いやすくなった気がします。
 つまりボクにとっての2048レベルの利点とは。
 ペンを硬く設定すると、今度は軽い加重の入力感度が悪くなるのは当たり前なのですが、時々軽い加重で細い線などを描こうとする時、太いペン先だと細い線が当然出ないのでペン先を細いものに選択しなおすのですが、感度が良くなっているということはペンを硬くしても以前よりも軽い加重で描きやすくなてっいるはずなので、ペン先を選択しなおす手間が多少なりとも省けるのではないかと期待しております。
 低回転でトルクが出るようになり各ギアのトルクバンドが大きくなったので、ギア変更を頻繁にしなくてもそれなりの出力を得られるようになった、と言う事ですかね(だから何故エンジンで例えるのか)?。

(マジ芯が減るので)リロード!!。

 あとIntuos4で特徴的なのは標準オーバーレイシートがマットタイプとなり従来のIntuos3の標準オーバーレイシートよりよりもさらに抵抗があり、芯もそれ相応に柔らかいものになっています。
 Intuos3登場時にマットタイプオーバーレイシートや仕込みバネの入ったストローク芯、描き味重視のフェルト芯がオプションに加わりましたので一通り入手して使ってみました。
 マットタイプオーバーレイシート+フェルト芯という組み合わせは中でも凶悪でした。
 これはもはや通常の鉛筆みたいな芯の減り方なので、5本で1000円もする芯をこんなに消費してまでも描き味を取る必要があるのか、というコストとクオリティという究極の問題に行き着きました。
 そもそもタブレットを鉛筆と同等に扱おうとするという考え方(鉛筆と同じ描き味)自体に違和感を覚えていたりするのですが。
 Intuos4以前のタブレットは(標準状態で使っていると)基本的に芯はあまり減りません。たまに交換するかどうか程度です。
 タブレットを使っていてこれまでに芯を交換した事がない人も多分居ると思います。
 そのくらい減りません。
 ですがIntuos3で追加されたオプションの芯は目に見えて減ります。
 ボクが使っていたのは標準シート+ストローク芯だったのですが、最盛期では一日8時間程度使っていると2週間くらいで偏磨耗してしまい、筆のタッチが細い線が出にくくなったり怪しくなります。
 まあもともとタッチ(筆圧)が強くて0.5mmのシャーペンもボキボキ芯を折りながら描いていたりして、それがイヤで仕方ないので鉛筆に乗り換えた経緯もありますので参考程度にしかなりませんが。
 「タブレットの芯が消耗品である」という認識がIntuos3を使うまでなかったので、この芯の減り方には愕然とした覚えがあります。
 今回のIntuos4では標準シートがすでにマットタイプになっていたり、標準芯もIntuos3と同じポリアセタールとか言ってますが、微妙に成分変えてきてるんじゃないかと思うくらいに削れますね。
 だったらIntuos3の標準オーバーレイシートをIntuos4のMediumの盤面の大きさにカットして、できるのなら芯もIntuos3の標準芯を流用してしまえば実質Intuos3の4版が出来上がるので、これがある意味最強何じゃないかと思ったりしていますがどうでしょうか?。
 なにこの大根おろし状態は。栃木県民なら「しもつかれ」作りに必須の鬼おろし状態ですかね(笑)。
 Intuos3で芯が消耗品だという免疫を持っていたボクはまあアレでしたが、他のIntuos3以前の機種から乗り換えた人の中では芯の減り具合にカルチャーショックを受けている人が多くみかけられますね。


グリップ交換。これで見分けつくだろ。

 今回も定番カスタマイズ。
 グリップペンのサイドスイッチを廃止して穴無しグリップを装着します。
 昔はよく右クリックなどを割り付けておいて、Photoshopでペンの大きさを変えるパレットを表示させる時に使っていましたが、ペンをまわして使う癖がある人(ボクですが)にとっては不意にスイッチを押してしまう可能性があるというかよく押してしまうので微妙だと思いつつIntuos2時代は使っていました。
 それがIntuos3になってファンクションキーに割り付けたり、SmartScroll等の左手デバイスに割り付けたりして現在に至ってとうとうペンのサイドスイッチの存在意義はなくなりましたので、潔く取ってしまいましょう。
 サイドスイッチの取り外しはスイッチを側面からこじるようにして外せば簡単に取れます。グリップもペン先のキャップを取り外して引き抜くだけでOK。
 やっぱりシンプルが一番ですね。
 Intuos4のペンは黒一色で非常に味気ないのですが、今回のペンはペンリングというのが取り付け可能で、色でペンを見分けられるようになっています。
 複数のペンを使う環境だったら最初から付いてくる太径ラバーグリップで見た目変えるとかしないとこの没個性ペンだとどれがどっちだかわからなくなる気もしますね。
 ペンリングで多少は見分けられやすくなるのか?。

 今回のIntuos4導入での最大の難題だったのがこれ。
 Intuos3では普通にペンのデバイス毎に設定が変えられたりしたのですが、なぜかIntuos4ではそれができなかったりします。
 疑問に思ったらぐぐる先生を使うところなのですが、適当な単語が思い浮かばなかったというか多分ドライバの問題くさいなと思ってしまったのが運の尽き。
 とりあえず過去のタブレットドライバに戻してみましたが、今度はIntuos4のペンが動かなくなってしまい、つい先日まで使っていたIntuos3を持ち出して機器のデバック状態へと突入となってしまいました。
 古いドライバだとIntuos3のペンはそれぞれ認識するけどIntuos4は動作しなくて、新しくなるとIntuos4のペンは1種類しか認識しないけれどとりあえず動くのだがIntuos3は全く反応しなくなる。又はIntuos3だけは動くけど、ペンの種類(グリップペン・クラシックペン・マーカーペン)は認識するけど固有IDまでは見てくれない、とか。
 なにこれ、わけわからん。

 ドライバのヴァージョンV6.1.2-4~V6.1.6-5まで試してみましたが、特にV6.1.2-4辺りはIntuos4に対応しているくせにウチのでは動かなかったりして、もしかして再生品とか言うのはコレ絡みだったりするのかと思ったりしました。
 なんだ?。
 Intuos4はクソなの?。ふざけてるのWACOM?。
 そもそもWACOMの公式でものペンIDによってそれぞれ設定を変えられるって書いてあるじゃん。なのにできないとかどうしてくれるのよ。
 株主なめてんの?。
 もうWACOM株は即売却、売、テレ東のE mornigで日経CNBCのスタジオから前場の寄り付きの速報をするタイミングで売り!。
 Intuosシリーズは全部ゴミ箱行き!!。
 PrincetonのPTB-S1 Sirius Tablet 100個購入決定!!1111。

 ・・・頭を冷やした次の日。
 この問題を更に追及する事にしました。
 よくよく調べてみると「ペンID」という単語ではなく「デバイスID」でぐぐる先生に聞いてみると、トップでないもののWACOM公式のFAQにデバイスID関連の記載を発見。

>Q1033 Intuosシリーズの「デバイスID」機能使用時のご留意点NEW

>このデバイスID機能は、タブレットドライバV6.1.3以降のバージョンで一部仕様変更を
>行っております。
>「デバイスID」機能に対応したアプリケーションでの使用にあたっての変更はありませ
>んが、同じ種類の入力デバイスを複数併用する場合、タブレットのコントロールパネル
>においてそれぞれの入力デバイスに対する設定ができなくなります。

>タブレットドライバ6.1.3以降のバージョンでID毎のデバイス設定が必要な場合は、現
>在ご使用中のタブレットドライバを一旦アンインストール、PC再起動ののち、下記の
>ページからタブレットドライバをインストールしてください。

 んだとー!!!!!!1112234。
 ドライバ自体が別なのかよ!。
 ドライバのヴァージョンによってIntuos3だけが動いたりIntuos4だけが動いたりしていたのはこの仕様変更が原因だったのか。先ほどの再生品絡みって指摘したのはまんまデバイスID認識のための仕様変更なんじゃないかと思えてきます。
 っていうかこんな大事な事もっと解りやすいところに書いておけよ、というより最新ドライバ検索でなんで引っかからないんだよ。

 ・・・ホント頼みますよWACOMさん。
 WACOM株売却停止!。
 Intuosシリーズ廃却停止!。
 あとPrinstonのタブレット100個購入停止!!wwww。

顧客が本当に求めていたもの。

 って言う事で、無事にグリップペン2種類もそれぞれ個別で認識完了。
 すっげえ大騒動だった割には、実は2本のペンのそれぞれの使い道はまだ考えてなかったりしますが(アホ)w。

 Intuos4は長所も短所もあり、既にタブレットを持っている人にとってはもしかするとIntuos4への買い替えの必要を感じていない人もあると思います。
 それはIntuos4を使っている今でも変わりません。衝動買いがなければ多分買っていないはずです。
 今あるIntuos3の環境は特に不満がないのでそう思っていたのですが、いざ使ってみるとIntuos3よりも中間域での筆圧の出し方が易しくなった気がしています。
 更にファンクションキーやタッチホイールとかラジアルメニューなんかの主要機能にはほぼ目をくれずに使っているのですから本当に買い替えの必要があったのかどうかというそもそもの原点にまで立ち戻る必要がある気がしています。
 それでもIntuos4に買い換えてよかったと思えるというのは、いかにこのタブレットが使いやすい設計をされているものなのかを示す証となるのではないでしょうか?。
 いや単にボクがWacom原理主義者であるだけなのですがね(笑)。

 これからタブレット購入を考えているのなら、SmallサイズでもいいのでIntuos4を買った方が明らかに幸せになれると確信しております。
 一度Intuos4に慣れてしまうとIntuos3以下のタブレットを使ったときに若干の違和感を持つかもしれません。
 それくらいに違うのではないかなと思っています(プラシーボ効果補正有り)。
 ぶっちゃけよいデバイスやハードウェアを使ったからといってよい絵が効率よく描けるとは限らないのは、今までのボクの絵描き人生を振り返れば一目瞭然だったりするわけでして。 それでも尚、微妙なタブレットを買うくらいならボクはIntuos4を買ったほうが絶対に良いはずであると思っています。

とりあえず描いてみたミナモさん。
| ヲタク::絵描き | 05:57 PM | comments (x) | trackback (x) |
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